ある日、学校から帰ってきた子どもにこう聞かれました。
天気のことわざって当たるの?
う、うん・・・!?
当たるから作られたんじゃないの?
・・・・・・・
学校で「猫が顔を洗うと雨が降る」ということわざを習い、「本当かな?」と思ったそうです。
確かに…猫が顔を洗っているのを見たことはあります。
けれども、そのとき雨って本当に降ったかな?と疑問に感じました。
天気に関することわざの由来がとても気になったので、少し調べてみました。
ことわざとは
下記のように説明があります。
ことわざとは、古くから言い伝えられている、教えやいましめなどをふくんだ、短い言葉のことです。
≪参考図書≫ 書籍名:新レインボー小学国語辞典改定第6版 出版社:株式会社学研プラス
ことわざは、観察と経験そして知識の共有によって、長い時間をかけて形成されたものである。
引用:Wikipedia
ことわざには、生活をしていくうえでの知恵や教訓があらわされています。
励まされたり、行動する勇気をもらえたりすることわざもたくさんあります。
しかし、生活や生き方によっては皮肉と思われてしまうようなことわざもあります。
ですので、ことわざを使うときには配慮することも必要かな、と感じます。
天気のことわざ
わたしが耳にしたことのある、天気のことわざを挙げてみました。
わたしが知っている天気のことわざは、ほんの一部です。
広く知られているものから、土地特有のものまで、数えきれないほどのことわざがあります。
思った以上に多くあるので、とても驚きました。
一部ですが、さらに詳しく調べてみました。
ツバメが低く飛ぶと雨
ツバメは南の方からやってくる渡り鳥です。
家の軒下に巣を作っているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか?
ツバメは、地面すれすれに低く飛び交うことがよくあります。
これは低いところにツバメの餌となる虫が多く、飛びながら捕まえるためだそうです。
低気圧が近づいてくると、気温や湿度が高くなり、ツバメの餌となる虫が多発します。
その虫を捕まえるために、ツバメは盛んに低いところを飛びます。
これが低気圧接近、すなわち雨が降るかもしれないバロメーターとなっているとのことです。
ツバメが低いところを飛ぶのを、春先に何度も見かけます。
春にツバメの飛び方と雨を観察するのが楽しみになりますね。
猫が顔を洗うと雨
広く知られていることわざの一つではないでしょうか。
猫は雨を予想して顔を洗っているのはありません。
猫のヒゲはとても敏感で、湿度の変化などを素早く感じ取ることができます。
雨が降る前は湿気が多くなります。
気象条件の変化を感じ取り、不安を取り除くために顔を洗いたくなるのでは、考えられています。
似たことわざに、下記もあります。
猫が顔を洗い耳より上をなでるときは明日は晴れ
猫の顔の洗い方で意味が違ってくるのは、とても興味深いですね。
今回は天気のことわざを紹介しました。
由来などを知れば、日常生活がもっと楽しくなるかもしれませんね。
≪参考図書≫
著者:大後美保 書名:天気予知ことわざ辞典 出版社:株式会社東京堂出版 発行年:1984年
コメント